先日完成しましたマットミー(タイの横絣)の着物を着て半日喫茶にご来店

他にはない着物を披露してくれました

この着物、作り上げるのにちょっと考察がありとても印象に残っています

それは柄の出し方

ご覧の通り大胆な柄だったので柄の出し方で印象がすごく違って見えたからです

上前下前衿袖・・・

色々試して仮縫いをして、袖だけ後にしてまた様子をみて

・・・その前にこの生地は4ply

帯に見てきた生地なので少し横張りがあります

でも色柄を気に入っていただいたのでなんとかしたい

ということで愛を込めて砧(きぬた)うち

予想以上にいい風合いに

そうやって試行錯誤(こうやって色々と考えながら出来上がるデザインを決めていくのも着物の楽しみ方のひとつですね)しながら生まれた着物はとっても大胆でよくお似合いでした

このマットミーという生地は伝統産業で消えかかっていたのをシリキット王妃により伝統工芸として再認識されたもの。

工業化されるタイの山地でも今尚手織りで頑張っています

ちなみにこの生地はイサーン地方で手紡ぎ手織りで作られています

もちろん帯にも最適です