からむしのストール

19:59:00

今日は博多織が届くより先にカラムシのストールが届いたのでカラムシについて少ししらべてみました。

小千谷縮の心地よさにいつも感心させられるので、他のカラムシを使った生地のことも気になり会津より送ってもらったのがこのカラムシのストール。(送ってもらったのは、カラムシ100%ではなくリネンやシルクの混紡です)

触ってみた感じは、とても感触が良く夏のストールに良さそうというのが第一印象。

思ったより柔らかく、それでいて清涼感もあり、着物・普段着と両方のおしゃれにピッタリじゃないかと思います。
もっただけで若干かじる涼しさは一体なんなのでしょうか。
カラーも一杯あります

ちなみにカラムシとは・・・

天然繊維の中でも最も涼しい素材と言われ、通気性、吸湿性、耐久性に優れている麻。
汗をかいてもその汗を吸い取ると同時に空気に水分を出すことができます。高温多湿の日本でも涼しく過ごせる繊維、それがカラムシだということです。
越後や小千谷上布を作る素材もこのカラムシです。

そういえば、麻とか綿とか絹とかの違いについて非常に完結に書いてある文を先日見て"はっ"とさせられました。
「麻は茎から、綿は花から、絹は繭から、そしてウールは動物とった繊維で織り上げたもの」もちろん分かっていたことですが、改めてそのシンプルな回答に感心しました。

さて、そんな"麻"にも勿論種類があります。
英語表記の方が意外と良く耳にするかもしれませんが
リネン(亜麻)、ラミー(苧麻)、ヘンプ(大麻)
特に有名なものですとこの3種類くらいかと思います。

さて、カラムシはというと、漢字で書くと"苧"
カラムシの麻ということで、苧麻(ちょま)の正式名称がカラムシというのだそうです。

実はこの苧麻、原産地は東南アジアであり、国内の産地はほとんどありません。
本州唯一と言われる産地が今回届いたショールの先
会津なのだそうです。

どのようにつくられるかは、こちらのHPが紹介されていました。ご興味ある方は是非みてください。


大変手間のかかる作業と希少なものであることから国産カラムシ100%のものはかなり高級品だそうです。

そんなカラムシのストール。
会津が生んだ夏の最適素材を是非お手に触れてみてください。
5月中は公開しています。

博多織についてはまた明日にでも記載していきたく思います

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