インドネシア、バティック工房を訪ねて

9:19:00


さて、タイを離れインドネシアにやってきました。空港のあるジャカルタから電車で約3時間
(少しづつ交通の便が良くなっているとは言え、ジャカルタの渋滞には毎度滅入ります。10kmほどの距離が車で1時間・・・とかも)

そんなジャカルタを離れやってきた地域はチレボンという地域。バティックの産地として有名な地域の1つで、世界遺産にバティックが選ばれてから一層活気が出てきた地域のようです。
インドネシアを代表するバティック職人のカツラさんもこの地域で工房を持っています。
そして勿論我らが代表のAririちゃんもこの地域を代表するバティック職人
このような非常に高い技術を持つ職人がいるから全体的に技術も保たれるのでしょう
アリちゃんは現代を代表する新しいバティック職人としてインドネシアのバティック誌にも載っています
そんな彼女に紹介されて向かったのはチャップ工房。
チャップとはスタンプバティックのことで、手書きの友禅に対しシルクスクリーンのような物。
とは言えシルクスクリーンのように一筋縄でいかないのがチャップ
このような銅板を使います。
整然と並ぶ道具。この工房の命とも言える道具です。この数が一朝一夕でなく昔からの工房であることを伺わせます。

これを使い蝋を封せて、その後染める、蝋を溶かし、また蝋を塗り2色目を入れ蝋を溶かし・・・と繰り返されるわけです。

このように蝋をおき茶色い部分を生地に作っていきます。この後
染めて蝋を溶かすと、この茶色い部分が白くなり、白く残ってる所に色が付きます。
そして最後に庭に天日干し

そんなチャップはもっと速くしているイメージがあったのですが、これが意外と丁寧な作業に驚きました。さすがアリちゃんが紹介してくれた工房。
写真を撮っていると、
「この道具は1kgもあるんだ」
と語りかけてくる職人

「1つ作ると結構疲れるよ」
と・・・それはそうでしょう
しかもこの暑い中蝋を溶かすだけでもかなりの熱気になります。

そんな工程を踏まれて作られるバティック
もっと敬意と共に日本に紹介していきたく思った1日でした。

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